音と声と会話
1
おおよそインターネット、特にtwitterは便利なもので幼少期の自分が知りえなたかった情報が平気で流れてくる。
もし、過去にこのことを知っていたら困らなかったのにな、と思うことは多々ある。
もしかしたら今も困っている人がいるかも知れない人にむけて記事を書きインターネットに流すことにした。なるべく習慣にしたい。
2
自分自身でもこの1〜2年で気づいたことであまり認知できていなかったことだが、 どうやら自然言語を音声経由で解釈するのが苦手である。
特に話しかけられた時に最初のセンテンスから聞き取れることが稀なので、「えっ」と聞き返してしまう。
聞こえていそうな状況でも聞こえるわけではない。そのせいで、小さいときは「おまえ、聞こえとるやろぉ?!」とか言われて叩かれることもあった。
健康診断などである聴覚テストはパスできるので耳が悪いわけではない。むしろ高音はかなり聞こえる方で、街を歩けば猫避けの高音発声装置がかなりうざったい。
3
まぁそんなこんなでtwitterか何かで知ったのだが、聴覚情報処理障害というものがあるらしい
詳細はwikipediaを見てもらった方がわかりやすいかもしれないが、もしこれを読んでいてよくわからないという"健常"な人に意識して欲しいことは
「あなたの声が聞こえているからといって言葉として聞こえているとは限らない」
ということだけである。
wikiにあるように原因は多々あるようで自分がどういう理由でこうなっているのかはわからない。
どちらかといえば会話の文脈がない状態で単語だけ聞き取った際にひどく聞き取れないことが多いので、発音から脳内の記号にする過程の認知能力が低い可能性がある。 ただ、会話の途中で全ての内容がわからなくなることもあるので、一概にそうとはいえない気もする。
4
過去に思いを馳せると小学校のとあるテストが思い出される。
ラジカセ(今となっては死語かもしれない)から流れる会話の内容を聞き取って、音声が終了したあとで渡される問題に回答するというテストがあった。
聞き取りテスト、という名だったかもしれない。
おおよそ小学校のテストは間違えることが少ないものだったが、そのテストに関しては2割ほどしか点が取れなかった。
当時は何故答えられないのか不思議だった。会話が流れてそのあとで聞かれる内容も難しいわけではないのに。
当時から、本当にただ不思議、という感情だった。
いまだにこういうテストをやっているかどうかわからないけど、まだやっているなら小学校の先生にお願いがある。
他の項目と比べて聞き取りテストの点に差がある子供がいたら、そういった障害の可能性を考えてほしい。
それだけで少しでも生きやすいようになるから。