KindleのアプリのUI悪い部分

概要

Kindleのアプリの体験が率直にいうと最悪なことはよく知られたことだが(ここで要出典と書こうとしたが「Kindle 使いにくい」をTwitterで検索するとたくさん出てくるのでここでは周知の事実として扱うものとする)

あまり言語化されていないようなので書く

一度読んだ本を最初のページから開くことができない

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基本的に一度開いた本は読んだ途中のページから開かれる。それは当然いい機能だとは思うんだけど、ワンアクションで最初から開くことが何故できないのか疑問

読み終えた本、おそらく最終ページまで行った本は既読マーク(スクショで囲った部分)がつく

最後まで読んだという判定がありながら、本を開いた際に奥付けが表示されてユーザーが満足に思うと考えているのだろうか

ちなみに「未読にする」ボタンを押すと既読判定が消えるだけで開いた瞬間に既読になる、ジョークボタンか?

サマルとこれに関しては2点課題がある

  • ワンアクションで用意されていない
  • 最終ページまで行った本に対してのケアがない

しおり機能の誤判定が多い

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スクショの赤線で囲ったあたりをタップすると、しおりを挟む機能がある

タップする、と簡単に言ったが再現性が非常に低く、おそらく画面とベゼルのぎりぎりのところをタップするとしおり機能が発動する、指が完全に画面内に入っていると駄目

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ちなみに画面内をタップすると上のように「なんか色々できる画面」になる

実はしおり機能を使っていなんで、私の場合画面をタップする場合は100%2番目の画面になってほしいが結構な確率でこの「しおり」が発動する。

そしてしおりの解除がしたくてもう一度タップすると今度は2番目の画面になる

最悪だ...最悪ランキングの上位最悪体験である

別にしおり機能があることはいい、使う人もいるんだろう

この判定のピーキーさは本当にやばい、使ったら絶対わかる

絶対なんかあったはずで、しおり機能は例えば長押しするとか(現状長押しには何も割り当てられていない)、設定でしおり機能をオフにできるとか

表紙に戻るためのアクションが長い

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「表紙に戻る」という行為はほんの一覧ページからできて然るべき、と言った内容は既に書いたが、実は本を開いている最中でさえ1アクションどころか3アクションかかる

スクショで示したように

  1. 画面の真ん中をタップする
  2. ハンバーガー亜種アイコンをタップする
  3. 表紙をタップする

の3手順かかる

さらに最悪ケースとして、稀に目次が細かく別れている本があるのだが、その本の場合「表紙」が出てくるまでスクロールする必要がある

必要なアクション数が多いことは最悪さの権現であるが、実は上記のフローに隠れ最悪UIが潜んでいる

それは2と3の距離が遠いということである

それだけ?と思うかもしれないが、やったらわかる、やってみなはれ鳥井信治郎

画面のアスペ比からわかると思うがこれはiPadであり(厳密には10.9inch のAir)私の指は11inchもないので片手で支えてもう片方で操作する

つまり2をタップする際に左手の指を使っているのだが(私の左手は左についている)、右手はiPadを支える状態になっていて右手は操作できない(しにくい)

なので3をタップする際にはiPadを持ち替えて右手でタップすることになる。わからん人間は仰向けになって寝ながら漫画読んでいる時を想像してくれ

あと、片手で全て操作したらいいのでは?って人間、買え!iPadを、でかいから

コレ、本当に最悪なんでこのデザインに決定した人のマウスを逆の手でしかクリックできないようにしてほしいし、実はちょっと前まで3のボタンが実は左にあったんでデザイン戻してほしい、切実に

サマリ

どこら辺にボタンがあると快適なのかを考えられてないなぁと感じるアプリは多い

私もiPadポートレートモードで持つこともあるし最強のボタン配置はないと思う

ただ、一部のゲームはボタン配置をいじれるようになっていて流石に体験がいいなってなる

あと、Desktop Webも同じ課題に向き合わなければならない

ちょっとした操作をするたびにポインタを左右に振らされるとゲンナリするし、その操作を何回もしなければいけない時には鬱になる、FPSじゃないんですよ

考えた結果それでも操作の距離が遠くなる場合、視線とポインタの位置を一致させる人が多いように感じるので、視線誘導を意識しながら配置すると良いと考えている