安易なSaaSのユーザー数課金は体験が最悪

サマリ

  • ユーザー数が増加しても、顧客の感じる価値が線形に増えない。
  • Entityに対して情報が公開されている範囲の制限できる場合、一部のユーザーはほとんど価値を感じていないが課金されている状態になる。
  • 全体のリソースはユーザー数に対して時間で積分した量になるので、ユーザー数が増えれば増えるほど価値を感じていない人間が増える。

ユーザー数課金をしているいい例

Slack

馬鹿みたいにprivate channelを作る会社でなければ、一人のユーザーに対して情報が制約されている状態にはほぼならない。 そもそも、一人の人間のとりうるコミュニケーション量は上限がある(と思われる)ので、でかい企業と小さい企業で一人のユーザーが体験する価値は(多分)変わらない。 また、guest などの機能はまともに使っていると実質無料でついてくる。

KING OF TIME

理由:(略)

これは労務管理している側と勤怠つけるだけ側に分かれるので、admin側ユーザ課金+一般ユーザー課金でもいいと思ったがユーザ課金だけらしい。

微妙な例

Google Worksapce

機能が多いのはいいことだが、会社全体でHardUseしていない場合、例えばインターン生のメールアドレスだけ発行したい場合などに高いなと感じる。

Entityに対して情報が公開されている範囲の制限できる場合、一部のユーザーはほとんど価値を感じていないが課金されている状態になる。

悪い例

読者(およびサービスプロバイダ)の課題とする

後書き

ビジネスの話はしていない。課金に対する体験の話をしている。 金を払うという行為は納得していないと体験として悪いと考えている。 例えば、時価で提供している飲食店もそうで注文した際に金額がわかっていればその時点でまずかろうが金を払うことに納得はしているが、後から金額がわかることは微妙と考える(特に美味しくなかった場合)。